こんにちは、レトロゲーム大好きAibarです。
いやー復刻版ミニゲーム機のブームが来てますね。
「メガドライブ ミニ」「レトロビット ジェネレーション4」「NEOGEO mini」と立て続けに発表されたと思ったら、今度は任天堂が「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ 週刊少年ジャンプ50周年記念バージョン」を発表するという目まぐるしい展開になってます。
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復刻版ミニゲーム機とは
本体に複数のレトロゲームが内蔵されておりモニタに接続するだけでプレイすることができる、ミニサイズのゲーム機のことです。
過去にも、テレビに接続するだけでメガドライブのゲームが遊べる「メガドライブ プレイTV」やナムコやタイトーのアーケードタイトルなどを収録した「Let’s!TVプレイCLASSIC」というミニゲーム機が発売されていました。
ただ収録されているタイトル数が少なく、映像出力はビデオ出力のみだったので、当時としてもイマイチ感があったのを記憶しています。
海外ではここのところ毎年のように「Atari Flashback」の新作が発売され復刻版ミニゲーム機のトレンドはあったのですが、実際にブームに火をつけたのは「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ(北米ではNES Classic Edition)」の発売です。
2017年に発売された「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」も爆発的に売れ、現在の復刻版ミニゲーム機の流れを作ったと言っても過言ではないでしょう。
その流れに乗ったのか、今年(2018年)の4月にはセガから「メガドライブ ミニ」が発表され、SNKからも「NEOGEO mini」の発売が決定しています。
またソニーから「プレイステーション クラシック」も発表され群雄割拠の様相を呈してきました。
任天堂
ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ
- 収録タイトル数:30
- 発売日:2016年11月10日
- 価格:5,980円(税別)
任天堂が2016年に発売した復刻版のミニゲーム機です。
名前の通りファミコンをミニサイズ化したもので、人気タイトル30作品を収録しています。
気になる収録タイトルですが、「スーパーマリオブラザーズ」をはじめとして「パックマン」「グラディウス」「ロックマン2 Dr.ワイリーの謎」「ファイナルファンタジーⅢ」などROMカートリッジタイトルの26作品に加えて、「ゼルダの伝説」「リンクの冒険」「悪魔城ドラキュラ」「メトロイド」のディスクシステムタイトルが4作品とまさに決定版と言えるラインナップになっています。
現在40歳以上の方であれば懐かしさで悶絶すること必至だと思います。
新たに追加された機能としてはいつでもプレイの中断ができる中断ポイントの機能があります。この機能を使うとセーブ機能がないアクションゲームなどでも途中でプレイを中断し、後日再開することができます。まとまった時間がとりにくい方には嬉しい機能ですね。
最後のクリスタルタワーが凶悪な「ファイナルファンタジーⅢ」もこの機能を使えば、多少は楽に攻略できるんじゃないでしょうか。
少し不満があるとすれば、本体サイズに合わせてコントローラーも縮小されていることです。もちろん遊べないほど小さいわけではないですが、長時間のプレイはちょっとキツイですね。
ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ 週刊少年ジャンプ50周年記念バージョン
- 収録タイトル数:20
- 発売日:2018年7月7日
- 価格:7,980円(税別)
「ファミコン」と「週刊少年ジャンプ」という80年代の黄金タッグ的なコラボレーションのミニゲーム機です。
基本的なスペックはミニファミコンと同じですが、収録タイトルが週刊少年ジャンプ関連のゲームとなっています。また本体のカラーリングがゴールドとスペシャル感満載で、まさにおっさんホイホイ的なアイテムとなっています。
ちなみに収録タイトルは「キャプテン翼」「キン肉マン」「ドラゴンボール」「聖闘士星矢」「北斗の拳」など週刊少年ジャンプ連載作品のゲーム化タイトルと、週刊少年ジャンプが制作に関わった「ドラゴンクエスト」の20作品となっています。
ちょっとマイナーな作品ですが諸星大二郎原作の「暗黒神話」がラインナップに入っているのは個人的にツボですね。
ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン
- 収録タイトル数:21
- 発売日:2017年10月5日
- 価格:7,980円(税別)
これについては多くの説明は必要ないでしょう、国民機といっても差し支えないスーパーファミコンをミニサイズ化したゲーム機です。
収録タイトルは21作品とミニファミコンと比べると少なめになっていますが、「スーパーマリオワールド」「ゼルダの伝説 神々のトライフォース」「スーパーマリオカート」「聖剣伝説2」「パネルでポン」などほぼハズレなしのラインナップです。
おまけに未発売の「スターフォックス2」も収録されているとなると、買わないわけにはいかないですね。
基本的にはミニファミコンとほぼ同じシステムが採用されていますが、中断ポイントの自分のプレイがデモとして流れたり、画面のフレームを変更できたりする機能が追加されています。
ミニファミコンでは縮小されていたコントローラーのサイズですが、こっちはスーパーファミコン実機と同じになっているので、当時と全く同じ感覚でプレイすることができます。
セガ
メガドライブ ミニ
- 収録タイトル数:40
- 発売日:2019年9月19日
- 価格:6,980円(税別)/ 8,980円(税別)
メガドライブの誕生30周年となる今年(2018年)発売される予定のミニゲーム機です。
東京ゲームショー2018で発表されるのかなと思ってたんですが、なんかいろいろあったようで発売は2019年に延期されました。
セガフェス2019において発売日および価格が発表されました。
SNK
NEOGEO mini (ネオジオ ミニ)
- 収録タイトル数:40
- 発売日:2018年7月24日
- 価格:11,500円(税別)
ネオジオ?なにそれ?という方もおられると思います。
家庭用のゲーム機として販売されていましたが非常に高価だったためあまり普及せず、同じシステムを使ったアーケード版のMVSが有名ですね。
90年代の格闘ゲームブームに乗って、「餓狼伝説」「ワールドヒーローズ」「侍スピリッツ」「KOF(キングオブファイターズ)」などのシリーズ作品を発売していたこともあり、格ゲーの印象が非常に強いですが、「メタルスラッグ」シリーズや「ティンクルスタースプライツ」のような佳作も発売されており非常に良いゲーム機でした。
2012年には「NEOGEO X」という携帯型のゲーム機が発売されていましたが、今回の「NEOGEO mini」はアーケード筐体をモチーフにしたミニゲーム機として発売されるようです。
収録タイトルは40作品と発表されており、バージョン(日本版と海外版)によって収録タイトルが異なります。
NEOGEO mini クリスマス限定版
- 収録タイトル数:48
- 発売日:2018年12月20日
- 価格:21,500円(税別)
名前のまんまですが「NEOGEO mini」のクリスマスバージョンです。
収録タイトルは「NEOGEO mini」の日本版と海外版から選りすぐりの39タイトルに加えて新規9タイトルの計48タイトルとなっています。
また本体やコントローラーがクリスマスデザインとなっていることもあり、NEOGEO大好きな方は押さえておきたいアイテムですね。
価格は少し高めの21,500円(税別)ですが、外付けコントローラーの「NEOGEO mini PAD」や画面キズ防止の「NEOGEO mini HD Screen Protector」など必要と思われるアイテムが全てセットになっているので、追加購入の必要はありません。
ソニー
プレイステーション クラシック
- 収録タイトル数:20
- 発売日:2018年12月3日
- 価格:9,980円(税別)
予想通りと言うべきか、期待通りと言うべきか、ソニーも復刻版ミニゲーム機のブームに乗り遅れまいと「プレイステーション クラシック」を出してきました。
ミニサイズのプレイステーションということで、ミニファミコンやミニスーファミ、メガドラミニに真向からぶつけてきた感じですね。
ソニーが発売するということで中途半端なものは出してこないでしょう。
かなり期待できると思います。
その他
「レトロビット ジェネレーション」シリーズは家庭用ゲーム機だけでなくアーケードのタイトルも収録している異色のミニゲーム機です。
誰もが知っているメジャーなタイトルは少なめとなっており、どちらといえばマニア向けのタイトルがたくさん収録されている感じですね。
ハードスペックの問題なのか、エミュレーション精度が低かったり処理落ちがひどいタイトルがいくつかあるようです。もし購入を考えておられる方は、そのあたりを調べてからにしたほうがいいかもしれません。
レトロビット ジェネレーション
- 収録タイトル数:80
- 発売日:2017年1月1日
- 価格:オープン価格
ファミコン、スーパーファミコン、ゲームボーイ、ゲームボーイアドバンス、メガドライブと多くのゲーム機のタイトルを収録した非常に雑多な感じのゲーム機です。
収録タイトルが80作品と非常に多いですが、そのうち50本弱はジャレコ、アイレムのタイトルで占められています。「ジャレココレクションか!!」とツッコミたくなるぐらいです。
そして残り約30本ほどの海外タイトルはほとんど知らないタイトルばかりです。
それもそのはず、諸事情で発売されなかったタイトルやHomebrew(同人ゲーム)のタイトルがかなり含まれています。中には「ソードオブソダン」といったある方面でメジャーなタイトルも収録されていますが、基本的にわざわざ購入してまでプレイしたいタイトルは無いと思います。
レトロビット ジェネレーション2
- 収録タイトル数:42
- 発売日:2017年10月28日
- 価格:オープン価格
ファミコン、スーパーファミコン、ゲームボーイ、アーケードのタイトルを収録と相変わらず雑多な感じですが、カプコンのタイトルを多数収録しているのが売りとなっています。
「魔界村」「1942」「ストライダー飛竜」「キャプテンコマンドー」「Varth オペレーションサンダーストーム」などのアーケードタイトルに加えて、スーパーファミコン版「超魔界村」やファミコン版「戦場の狼」も収録されているので、これだけで結構遊べますね。っていうかカプコン以外のタイトルがイマイチ過ぎます。
アテナの「デザエモン」シリーズや「プロ麻雀 極」シリーズ、ココナッツジャパンの「パチ夫くん」シリーズなどあまり需要が無いと思われるタイトルが多数収録されています。
ウッドプレイスのアーケードタイトルに至っては、一部のマニアしか欲しがらないでしょう。
スーパーファミコンのレアタイトル「バイオメタル」(アテナ)も収録されてますが、これのためにわざわざ購入するほどでもないですね。
レトロビット ジェネレーション3
- 収録タイトル数:50
- 発売日:2017年12月23日
- 価格:オープン価格
ファミコン、スーパーファミコン、アーケードのタイトルを収録しているゲーム機です。
今作の売りはなんといってもデータイーストのアーケードタイトルでしょう。「ミッドナイトレジスタンス」「ダークシール2」「デスブレイド」「Boogie Wings(ザ・グレイト・ラグタイムショー)」となかなか楽しめるタイトルが収録されています。
テクノスジャパンのアーケードタイトルも「熱血硬派くにおくん」「熱血高校ドッジボール部」「ダブルドラゴン」「エキサイティングアワー」と昔のゲーセンを思い出すタイトル揃いで良い感じですね。
その他にはカルチャーブレーンの「飛龍の拳」シリーズと「スーパーチャイニーズ」シリーズが多数収録されています。
レトロビット ジェネレーション4
- 収録タイトル数:43
- 発売日:2018年7月5日
- 価格:オープン価格
スーパーファミコンとアーケードのタイトルを収録しているゲーム機です。収録タイトルの43作品のうち42作品がアーケードタイトルとなっています。
アイレム、データイースト、ジャレコのタイトルが収録されていますが、なかでもアイレムのタイトルは名作揃いとなっています。「R-TYPE」「最後の忍道」「イメージファイト」「Xマルチプライ」など本当に良いタイトルばかりです。
データイーストのタイトルも、進化をモチーフにした異色のシューティング「ダーウィン4078」「スーパーリアルダーウィン」や冒険活劇をテーマにした「エドワードランディ」、デコの個性が炸裂する怪作「トリオザパンチ」など一度はプレイしておきたいタイトルが揃っています。
80~90年代のアーケードタイトルが好きな人向けですね。
まとめ
復刻版ミニゲーム機をいろいろ調べてみましたが、やはり本命は「ミニファミコン」と「ミニスーファミ」ですね。
収録タイトルのラインナップもさることながら、総合的に見て完成度が非常に高いです。さすが任天堂といったところでしょうか。
対抗は「プレイステーション クラシック」になるでしょう。まだ発売されていませんが間違いのないモノになると思います。
アーケード好きな方は「NEOGEO mini」もいいと思います。
あと2019年に発売が延期された「メガドライブミニ」ですが、セガファンとしては期待して待ちたいと思います。
多少遅れてもいいので、本当にいいものを出して欲しいですね。
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