こんにちは、レトロゲーム大好きAibarです。
今回は「セガ3D復刻アーカイブスMANIAX」という書籍を紹介します。
「セガ3D復刻アーカイブスMANIAX」とは
ゲーム関連の書籍というと攻略本や資料集のようなものが多いですが、「セガ3D復刻アーカイブスMANIAX」はそういったものとは全く異なります。
Impressのサイト「Game Watch」上で掲載された、「セガ3D復刻アーカイブス」に関するインタビュー記事をまとめて書籍化したものです。
もともと非常に内容の濃いインタビュー記事でしたが、新たにインタビュー記事の追加や加筆・修正が行われておりさらに濃度の高まったMANIAX(マニアックス)な内容となっています。
ところで「セガ3D復刻アーカイブス」って何
「セガ3D復刻プロジェクト」という名前で、セガが過去の名作ゲームを3DS用に移植してダウンロード販売しているシリーズがあるのですが、これらの複数タイトルをまとめてパッケージ販売したものが「セガ3D復刻アーカイブス」になります。
移植といってもただのベタ移植ではなく、3D立体視に対応など3DSの機能を生かしたものになっています。
ちなみに、今までに以下の3作が発売されています。
- セガ3D復刻アーカイブス
- セガ3D復刻アーカイブス2
- セガ3D復刻アーカイブス3 FINAL STAGE
内容
各タイトルごとにゲームの説明(操作方法など)があり、そのあとにインタビュー記事という構成になっており、全部で22本(ゲーム単体:19本 + アーカイブス:3本)のインタビューが掲載されています。
基本的な内容としては「セガ3D復刻アーカイブス」の企画者や開発者へのインタビューがメインとなっています。といっても単なるインタビューでは終わっておらず、セガゲームのトリビア的な内容も多く含まれているので、読むことによって新たな知見を得ることができます。
大部分が、移植や開発を進める際の苦労話などで占められており、60フレームなんたらとか、FM音源がとかメモリがとか、とにかく技術的な壁をどう乗り越えたかみたいな内容が多いです。
「3D復刻」と銘打たれているシリーズだけあって、3D立体視に関する記述も非常に多く、これを読むと実際にプレイして確認したくなりますよ。
あと、扱われているネタも幅広く、古くは「SG-1000」から、比較的新しめの「SEGA AGES 2500シリーズ」まであり、かつて「Beep」や「ベーマガ」を読んでいた世代から、若い世代まで何かしら刺さる内容になっています。
収録インタビュータイトル
以下の22タイトルのインタビュー記事が収録されています。
タイトル | 備考 |
---|---|
3Dスペースハリアー | |
3Dファンタジーゾーン | |
3Dアウトラン | |
3Dベア・ナックル | |
3Dザ・スーパー忍II | |
セガ3D復刻アーカイブス | |
3Dソニック・ザ・ヘッジホッグ | |
3DギャラクシーフォースII | |
3Dサンダーブレード | |
3DファンタジーゾーンIIダブル | |
3D獣王記 | |
セガ3D復刻アーカイブス2 | |
3Dパワードリフト | ※本書籍で初収録 |
3DアフターバーナーII | |
ターボアウトラン | ※本書籍で初収録 |
エイリアンシンドローム | ※本書籍で初収録 |
3Dスーパーハングオン | |
3Dソニック・ザ・ヘッジホッグ2 | |
サンダーフォースIII | ※本書籍で初収録 |
3Dガンスターヒーローズ | |
3Dベア・ナックルII | |
セガ3D復刻アーカイブス3 FINAL STAGE | ※本書籍で初収録 |
まとめ
セガの体感系ゲーム(アウトラン、アフターバーナー、パワードリフトetc)やメガドライブがお好きな方には、文句なくおすすめできる内容ですね。
基本的にセガマニア向けまたはレトロゲームマニア向けかなという感じはしますが、普通にゲーム好きの人でも結構楽しめると思います。
ただ文字サイズが非常に小さいことが気になります。情報量が多いのでこれぐらいじゃないと収まらなかったんだと思うんですがさすがにこれだけ詰め込まれると読みづらい。
「セガ3D復刻アーカイブスMANIAX」のメインターゲットになるであろう年代には、そろそろ老眼が入っている方もいるでしょうし、そういった方には厳しい文字サイズですね。
あとはサイトで掲載されていたインタビュー記事がベースになっているので、2,160円(税込)はちょっと高いかなという気がしなくもないです。
インタビュー記事の大部分はサイトで読むことができるので、ゲームの名前ぐらいしか知らないけどちょっと気になるなという方は、まず「Game Watch」のインタビュー記事を読んでみることをおすすめします。
まだ大丈夫だと思いますが、こういったマニアックな書籍は気づいたら絶版になっていたりするので、気になったときに購入しといたほうがいいですよ。
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