今からプレイしても遅くない「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」

ゲーム

こんにちは、レトロゲーム大好きAibarです。

一旦、2017年で販売を終了していた「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ(以降ミニファミコン)」ですが、2018年6月28日から販売が再開されるようですね。

ミニファミコンは販売開始から品薄状態が続いたままだったので、泣く泣く購入をあきらめた方も多いのではないでしょうか。そういった方もこれを機に購入してぜひプレイしてみてはいかがでしょうか。

ミニファミコンの4つの特長

その1:手のひらにのるミニサイズ

初代のファミコンのデザインはそのままに、6割ほどのサイズに縮小されています。

手のひらにのる大きさであまり場所を取らないので、インテリアのように飾っておくのもいいですね。ミニスーファミや今後も発売されるであろうニンテンドークラシックミニシリーズといっしょに並べたくなります。

その2:30本のタイトルを収録

本体にファミコンの名作30タイトルを内蔵しており、ホームメニューから選択してプレイすることが可能となっています。ちなみにROMカートリッジだけでなく、ディスクシステムのゲームも4タイトル収録されています。

その3:HDMI接続でくっきりキレイな映像

初代のファミコンは映像出力がRF出力でしたが、ミニファミコンでは時代に合わせてHDMI接続になっています。

HDMIケーブルでテレビと接続するだけと非常に簡単ですし、デジタル出力なのでくっきりとしたキレイな映像でプレイすることができます。

RF出力:初代ファミコンはRFモジュレータという白い箱を介して、アナログテレビの1chまたは2chに映像を出力していました。

その4:いつでもセーブが可能

ミニファミコンでは好きなタイミングで「中断ポイント」を作成し、「中断ポイントリスト」に登録することでセーブをすることができます。

この機能はゲームごとのセーブ機能の有無とは関係なく使用することができます。

プレイ中にセーブしたいタイミングで本体の「リセットボタン」を押すとホームメニューに戻り、先ほどまでプレイしていた場面が「中断ポイント」として画面左下に表示されます。

ホームメニュー(左下の羽が付いているのが中断ポイント)

ここで「↓」を押し「中断ポイントリスト」を開いて登録すると、「中断ポイント」からプレイを再開できるようになります。

「中断ポイント」はゲームごとに4か所まで登録できます。

中断ポイントリスト登録

基本的にはセーブ機能のあるゲームでも、使い勝手の良い「中断ポイント」を使ったセーブをオススメします。

良かったところ

システムの完成度が高い

最近のミニゲーム機の中にはハード(CPU)のスペックが低かったりエミュレーターの出来が悪かったりで、動けばOKぐらいのレベルのものも多数ありますが、ミニファミコンに関してはそういったことが全く感じられません。

動作は安定していますし、ゲームの再現度も非常に高いですね。プレイしていて引っかかるような違和感もありません。たぶん、フレームレートも60fps出ていると思います。

あとメニュー等のユーザーインターフェースもよく出来てますね。

中でもリセットボタンで「中断ポイント」を作成してから「中断ポイントリスト」に登録するまでの流れがテンポよく、操作していて気持ちいいぐらいです。

こういった細かな部分の作りこみは、さすが任天堂といったところでしょうか。

気になるところ

コントローラーのサイズが小さい

ファミコンは本体の両サイドにコントローラーをセットするようになっていたため、本体サイズと同時にコントローラーのサイズも小さくなっています。

それほどプレイしにくいという感じはないのですが、長時間プレイしていると段々と力が入ってきてコントローラーをのせている指(薬指)が痛くなってきますね。

外観

パッケージ

初代ファミコンのパッケージをそのまま縮小したようなデザインになっています。

パッケージの内容

内容物は以下のようになっています。

  • ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ 本体
  • USBケーブル
  • HDMIケーブル
  • 取扱説明書

電源供給用のUSBケーブルは付属していますが、ACアダプターは別売りとなっています。ただACアダプターはスマホ用のもので代用できるので、純正品が欲しいという方以外は購入する必要はないですね。

パッケージだけでなく取扱説明書も初代ファミコンとほぼ同じデザインです。リアルタイムでファミコンをプレイしていたものとして、こういった遊び心はうれしいですね。

本体

ひとめ見た感じだとサイズ以外はファミコン実機と区別がつきません。

ROMカートリッジ取り出し用のレバー、ROMカートリッジコネクターのフタ、コントローラー接続端子のフタはダミーとなっています。

本体上面

1プレイヤー側のコントローラーを見る限りは実機との違いはわかりません。

本体左側

2プレイヤー側のコントローラーはマイクとマイクボリュームがダミーとなっています。

本体右側

背面にはHDMI端子と電源用のUSB端子(Micro B)があります。

本体背面

ファミコン実機との比較

サイズは異なりますが、デザイン的にはかなり忠実にファミコンを再現していることが分かります。

ぱっと見わかる違いといえば、放熱のスリットの数と本体のスイッチ付近のシールの有り無しぐらいでしょうか。

左:ミニファミコン、右:ファミコン

コントローラーをよく見ると単純に小さくしているのではなく、小さくてもプレイしやすいようボタン以外の余白の部分を調整しているのが分かりますね。(AボタンとBボタンの間隔がほぼ同じ)

上:ファミコン、下:ミニファミコン

ホームメニュー

電源を入れると表示されるメニュー画面です。

タイトルリストからゲームを選択してプレイすることができます。また画面上部のメニューバーから設定変更などができるようになっています。

画面

画面モードの変更画面です。3種類の画面モードから選択できます。

画面モード 詳細
アナログテレビ RF出力でアナログテレビに接続した映像を再現したモードです。にじみや走査線の揺れを再現しており、少しぼやけた感じの映像となります。
4:3 昔のファミコンの画面比率(4:3)を再現しています。
ピクセルパーフェクト 1つ1つのピクセル(ドット)が正方形となる画面モードです。
ミニファミコンのピクセルパーフェクトってどういう意味?
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設定

各種設定や本体の初期化を行う画面です。

各種設定 詳細
オートプレイデモ 操作せずにしばらく置いておくと、ゲームのデモが表示されます。
自動シャットダウン 操作しない状態で1時間経過すると、状態を保存して電源が切れます。
画面焼け軽減 操作しない状態で5分経過すると、画面焼け軽減のために画面が暗くなります。

権利表記

著作権など権利関係の文言が表示されます。

「Open Source Software」の内容をみる限りは、ミニファミコンはLinuxベースのシステムで動作しているようですね。

説明書

説明書ページへのリンクが記載されています。

このページから説明書のPDFファイルをダウンロードすることができます。

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ 説明書 | 任天堂
ニンテンドークラシックミニファミリーコンピュータの説明書をダウンロードいただけます。

収録タイトル(50音順)

1. アイスクライマー

2. 悪魔城ドラキュラ

3. アトランチスの謎

4. イー・アル・カンフー

5. エキサイトバイク

6. ギャラガ

7. グラディウス

8. スーパー魂斗羅

9. スーパーマリオブラザーズ

10. スーパーマリオブラザーズ3

11. スーパーマリオUSA

12. ゼルダの伝説

13. ソロモンの鍵

14. ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会

15. ダウンタウン熱血物語

16. ダブルドラゴンⅡ ザ・リベンジ

17. つっぱり大相撲

18. ドクターマリオ

19. ドンキーコング

20. 忍者龍剣伝

21. バルーンファイト

22. パックマン

23. ファイナルファンタジーⅢ

24. 星のカービィ 夢の泉の物語

25. 魔界村

26. マリオオープンゴルフ

27. マリオブラザーズ

28. メトロイド

29. リンクの冒険

30. ロックマン2 Dr.ワイリーの謎

 

まとめ

ミニファミコンは製品としての完成度が非常に高く、収録タイトルに関してもほぼハズレがないので、昔プレイしていた方なら購入しても間違いはないです。

また今までにプレイしたことがない方にも、ぜひプレイしてもらいたいですね。

グラフィックこそ最近のゲームとは比較になりませんが、面白さは全く劣らないと思います。

特に「スーパーマリオブラザーズ」や「ドクターマリオ」「アイスクライマー」「バルーンファイト」など任天堂のタイトルは、今プレイしても十分に楽しめます。

その他にも名作と言われるタイトルが多数収録されているので、価格分くらいは簡単に元がとれると思いますよ。

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