これ1台でサターンもプレステもNEOGEO CDも!!「Polymega」のプレオーダー開始

ゲーム

こんにちは、レトロゲーム大好きAibarです。

【2019年5月9日追記】

Polymegaプレオーダーの最新情報はこちらをご覧ください。

サターンもプレイできるPolymegaのプレオーダー再開
こんにちは、レトロゲーム大好きAibarです。プレイ動画など少しづつ情報が出てきているPolymegaですが、5月7日(日本時間5月8日)から公式サイトにてプレオーダーが再開されました。プレオーダーの内容...

Polymega とは

北米のPlaymaji社が開発したレトロゲームコンソール(互換機)で、「NES(海外版のファミコン)」から次世代機と言われた「プレイステーション」「サターン」までの数多くのゲームをプレイすることが可能となっています。

各ゲーム機への対応はソフトウェアエミュレーションで行われており、今後バージョンアップによって新たなゲーム機に対応することも期待できます。

ちなみに発売は2019年4月1日ということなので、もうしばらく待つ必要があります。

発売は2019年夏の予定です。

スペック

発表当初(RetloBloxという名称時)は、FPGAとソフトウェアでのエミュレーションを併用したハイブリッドエミュレーションを採用することを謳(うた)っていましたが、何度かの仕様変更があり最終的にはCoffee Lake世代Pentium Goldを搭載した100%ソフトウェアエミュレーションになっています。

ベースユニット(本体)にはFPGAを搭載しませんが、エレメントモジュールに搭載することがあります。

サターンなど高いスペックを要求するハードのエミュレーションを考慮して、コア数が少なくてもクロック数の高いCPUを選択したようです。

OS Linuxベースの独自OS
CPU Intel® Pentium® Gold G5500T プロセッサ
(2コア4スレッド/3.20 GHz/キャッシュ 4MB/TDP 35W)
メモリ 4GB DDR4
ストレージ 16GB eMMC フラッシュメモリ
光学ドライブ 8X CD/DVD スロットインドライブ
外部ストレージ MicroSDXC(最大512GB)
ネットワーク IEEE 802.11g、Bluetooth
外部インターフェース HDMI、ギガビットイーサネット、USB 2.0 × 2、エレメントモジュール用拡張バス

Polymega の特長

CD-ROMのゲームをプレイ可能

Polymegaベースユニットに光学ドライブ(CD/DVD)を搭載しており、これまでの互換機では対応していなかった「メガCD」「サターン」「PCエンジン CD-ROM2」「NEOGEO CD」「プレイステーション」のゲームをプレイすることが可能となっています。

モジュール方式を採用

PolymegaのベースユニットでプレイできるのはCD-ROMベースのタイトルのみですが、別売りのエレメントモジュールを追加することでカートリッジのタイトルもプレイすることが可能となります。

Polymegaエレメントモジュール

エレメントモジュールにはカートリッジスロットとコントローラー用のコネクタを搭載しており、実機のカートリッジやコントローラーを使用することができます。

ローンチ時には以下のエレメントモジュールが発売される予定です。

  • NES(海外版ファミコン)
  • スーパーファミコン(海外版もプレイ可能)
  • メガドライブ(海外版もプレイ可能)
  • PCエンジン(海外版もプレイ可能)

これを見てアレっと思うことがありませんか?

そう日本版のファミコンモジュールが発売予定に入ってないですね。

実はファミコンとNES(海外版ファミコン)はカートリッジやコントローラーのコネクタの形が異なっており互換性がありません。

Polymegaはワールドワイドに向けた製品なので、ユーザーの多いNESのほうを優先したんでしょうね。

でも安心してください、ファミコンのエレメントモジュールについてもRewardにてきちんと考慮されています。

クラウドファンディングによくあるReward(報酬)と同じで、プレオーダーでの販売額が設定された額を超えると発売されます。ちなみにファミコンモジュールのRewardは$1M(100万ドル)に設定されています。

Polymega本体へゲームのインストールが可能

Polymegaベースユニットにゲームをインストールすることが可能となっています。

カートリッジタイトルのインストールはレトロフリークでも可能でしたが、PolymegaではCD-ROMタイトルのインストールにも対応しています。

Polymegaショップからゲームのダウンロードが可能

2019年にローンチされるPolymegaショップから、数百のゲームがダウンロード可能になる予定です。

カートリッジのタイトルは$3.99から、CD-ROMのタイトルは$5.99から販売されます。

タイトルリストは近日公開されるようです。

ベースユニット

ベースユニットセット

Polymegaでゲームをプレイする際に最低限必要となるベースユニットですが、ワイヤレスコントローラーをセットにしたベースユニットセットとして販売されます。

このベースユニットセットを購入すると、Polymegaで対応しているCD-ROMベースのシステムを全て利用することが可能となります。

基本的に日本版・海外版に関係なく動作するリージョンフリーとなっています。

対応システム
  • メガCD
    (Sega CD、Sega CD 32X など海外版もプレイ可能)
  • サターン
    (海外版もプレイ可能)
  • PCエンジン CD-ROM2
    (TurboGrafx-CD など海外版もプレイ可能)
  • NEOGEO CD
  • プレイステーション
    (海外版もプレイ可能)
同梱内容
  • Polymega ベースユニット
  • ワイヤレスコントローラー × 1
  • 電源ユニット
  • ダストカバー
  • Experience Guide
価格  $249.99

Polymegaベースユニットとワイヤレスコントローラー

エレメントモジュール

各ゲーム機のエレメントモジュールは専用の有線コントローラーとセットで販売されます。

また各エレメントモジュールには「Classic Games Vault」という名称で5タイトルのゲームが内蔵されており、購入時にカートリッジを用意しなくても遊べるようになっています。

EM01(NESモジュール)セット

NES(海外版ファミコン)用のエレメントモジュールです。

このエレメントモジュールをベースユニットにセットすると、NESのカートリッジおよびコントローラーを使用してプレイできるようになります。

日本版のファミコンはNESとカートリッジの形状が異なるため使用することができません。ただしコントローラーに関してはNewファミコンとNESで互換性があります。

セットにはPolymegaオリジナルのNESコントローラーが付属しています。

対応システム
  • NES(北米版)
  • NES(PAL-ヨーロッパ版)
同梱内容
  • EM01 NES モジュール
  • RC01 NES コントローラー × 1
  • Polymega™ NES Classic Games Vault
  • Experience Guide
価格  $59.99

NESモジュールセットのパッケージ

ベースユニットにNESモジュールをセットしたところ

EM02(スーパーファミコンモジュール)セット

スーパーファミコン用のエレメントモジュールです。

ローンチ時にはFPGAを搭載しませんが、それ以降のリビジョンではFPGAを搭載するようです。特殊チップのエミュレーションで使用するためだと思われます。

他のモジュールと同様に「PolymegaオリジナルのSNESコントローラー」および「Polymega™ SNES Classic Games Vault」が付属しており、ベースユニットにセットするだけでプレイが可能となっています。

対応システム
  • SNES(北米版)
  • SNES(PAL-ヨーロッパ版)
  • スーパーファミコン
同梱内容
  • EM02 SNES モジュール
  • RC02 SNES コントローラー × 1
  • Polymega™ SNES Classic Games Vault(5 Games)
  • Experience Guide
価格  $59.99

スーパーファミコンモジュールのパッケージ

ベースユニットにスーパーファミコンモジュールをセットしたところ

EM03(メガドライブモジュール)セット

メガドライブ用のエレメントモジュールです。

このエレメントモジュールをベースユニットにセットすることでメガドライブとスーパー32Xのゲームをプレイ可能となります。

メガアダプタやPower Base Converter(海外版メガアダプタ)が使えるのかどうかが気になるところですね。

他のモジュールと同様に「Polymegaオリジナルのメガドライブ6ボタンコントローラー」および「Polymega™ Genesis + Mega Drive Classic Games Vault」が付属しており、ベースユニットにセットするだけでプレイが可能となっています。

対応システム
  • Genesis / 32X(北米版)
  • Mega Drive / 32X(PAL-ヨーロッパ版)
  • メガドライブ / スーパー32X
同梱内容
  • EM03 MD GEN 32x モジュール
  • RC03 MD GEN 32x 6ボタンコントローラー × 1
  • Polymega™ Genesis + Mega Drive Classics Vault (5 Games)
  • Experience Guide
価格  $59.99

メガドライブモジュールのパッケージ

ベースユニットにメガドライブモジュールをセットしたところ

EM04(PCエンジンモジュール)セット

PCエンジン用のエレメントモジュールです。

このエレメントモジュールをベースユニットにセットすることでPCエンジンとスーパーグラフィックスのゲームをプレイ可能となります。

他のモジュールと同様に「PolymegaオリジナルのPCエンジン6ボタン連射付きコントローラー」および「Polymega™ Turbo Classic Vault」が付属しており、ベースユニットにセットするだけでプレイが可能となっています。

対応システム
  • TurboGrafx-16(北米版PCエンジン)
  • PCエンジン
  • PCエンジン スーパーグラフィックス
同梱内容
  • EM04 PCE SGX TG16 モジュール
  • RC04 PCE SGX TG16 6ボタン連射付きコントローラー × 1
  • Polymega™ Turbo Classics Vault (5 Games)
  • Experience Guide
価格  $59.99

PCエンジンモジュールのパッケージ

ベースユニットにPCエンジンモジュールをセットしたところ

発売未定:EM05(ファミコンモジュール)セット

日本版のファミコン用のエレメントモジュールです。

ファミコンのカートリッジはNES(海外版ファミコン)と形状が異なるため別モジュールとなるようです。

気になるのはコントローラーが直付けだったファミコンのコントローラーをどうするのかという部分ですが、多分NESと同じタイプのコネクタになると思います。

それならNESコントローラーと互換性のあるNewファミコン用コントローラーが使えますし。

それにプラスしてファミコン用ジョイスティックなどを接続するための15ピン拡張コネクタが搭載される感じでしょうね。

あと説明に以下のように記載されています。

The Japanese Nintendo Famicom will receive a worldwide FPGA module release on Polymega™

この記載を読む限りはファミコンモジュールにはFPGAが搭載されるようです。ディスクシステム等の周辺機器に対応させるためでしょうか?

ファミコンモジュールについては正式な発表を待ちたいと思います。

対応システム
  • ファミコン
同梱内容  未定
価格  未定

発売未定:EM06(ATARI 2600/7800モジュール)セット

ATARI 2600/7800用のエレメントモジュールです。

対応システム
  • ATARI 2600
  • ATARI 7800
同梱内容  未定
価格  未定

その他周辺機器

ワイヤレスコントローラー

ベースユニットセットに付属しているワイヤレスコントローラーです。

全てのシステムで使用することができます。

価格  $39.99

Polymegaワイヤレスコントローラー

RC01(ファミコン/NES コントローラー)

NESモジュールセットに付属している有線コントローラーです。

価格  $24.99

NESコントローラー

RC02(スーパーファミコン/SNES コントローラー)

スーパーファミコンモジュールセットに付属している有線コントローラーです。

価格  $24.99

スーパーファミコンコントローラー

RC03(メガドライブ/Genesis コントローラー)

メガドライブモジュールセットに付属している有線コントローラーです。

メガドライブの6ボタンパッドがモチーフとなっています。

価格  $24.99

メガドライブ6ボタンコントローラー

RC04(PCエンジン/TurboGrafx コントローラー)

PCエンジンモジュールセットに付属している有線コントローラーです。

連射スイッチの位置が異なりますが、PCエンジンのアベニューパッド6をモチーフにした感じでしょうか。

価格  $24.99

PCエンジン6ボタン連射付きコントローラー

プレオーダーの内容

プレオーダーではベースユニットセット、各モジュールセット、コントローラー単品、Bundleの中から選択して購入するようになっています。

製品 価格 同梱内容
ベースユニットセット $249.99 Polymegaベースユニット
+ワイヤレスコントローラー
NESモジュールセット $59.99 NESモジュール
+ファミコンコントローラー
スーパーファミコン
モジュールセット
$59.99 スーパーファミコンモジュール
+スーパーファミコンコントローラー
メガドライブ
モジュールセット
$59.99 メガドライブモジュール
+メガドライブコントローラー
PCエンジン
モジュールセット
$59.99 PCエンジンモジュール
+PCエンジンコントローラー
ワイヤレスコントローラー $39.99 ワイヤレスコントローラー単品
ファミコン コントローラー $24.99 ファミコン コントローラー単品
スーパーファミコン コントローラー $24.99 スーパーファミコン コントローラー単品
メガドライブ コントローラー $24.99 メガドライブ コントローラー単品
PCエンジン コントローラー $24.99 PCエンジン コントローラー単品
Polymega Bundle-Deluxe $459.99 ベースユニットセット
+NESモジュールセット
+スーパーファミコンモジュールセット
+メガドライブモジュールセット
+PCエンジンモジュールセット
Polymega Bundle-Ultimate $599.99 ベースユニットセット
+NESモジュールセット
+ファミコン コントローラー
+スーパーファミコンモジュールセット
+スーパーファミコン コントローラー
+メガドライブモジュールセット
+メガドライブ コントローラー
+PCエンジンモジュールセット
+PCエンジン コントローラー

どれを購入すべきか

「サターン」や「プレイステーション」などCD-ROMタイトルだけをプレイしたいのであれば、ベースユニットセットを購入すればOKです。

もし「メガドライブ」や「スーパーファミコン」などのカートリッジタイトルをプレイしたければ、ベースユニットセットにプラスして各モジュールセットも購入する必要ありです。

あとは必要に応じてコントローラー単品を購入する感じでしょうか。

せっかくだから全部のモジュールが欲しいという方はBundle(Deluxe)を選びましょう。

ベースユニットセットと全てのモジュールセットを別々に購入するより$30ほどお得になっています。

Bundle(Deluxe)に全てのコントローラーを追加したBundle(Ultimate)というのもありますが、$599.99と結構なお値段なので余程のことがなければ選ぶことはないと思います。

購入する際の注意点

ベースユニットセットやモジュールセットにはコントローラーが1つ付属しているので、2つ以上必要な方以外はコントローラー単品を購入する必要はありません。

あとこれは購入時に分かることなんですが、日本への送料が結構高いです。

ベースユニットセットだけで$70(約8,000円)
Bundle(Deluxe)だと$125(約14,000円)
Bundle(Ultimate)だとなんと$200(約22,000円)

アメリカから日本への発送のため仕方ないとはいえ、この送料は結構痛いですね。

まとめ

レトロゲームファンとしてPolymegaは非常に気になるハードですね。

発表当初のFPGAからソフトウェアエミュレーションに変更になったとはいえ、サターンやプレイステーションなどのCD-ROMベースのタイトルをプレイできるのはかなり魅力的だと思います。

ただそれなりに高価なので、ちょっとレトロゲームが好きというぐらいでは手を出しにくいハードですね。せめて送料がもう少し安くなればという感じがします。

Amazon.comとかで販売してもらえれば嬉しいんですが…

とは言え、多分買うんじゃないかな。

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