こんにちは、タフネススマホ大好きAibarです。
以前から気になっていたSIMフリーのタフネススマホ「CAT S40」をようやく購入したので、レビューをしようと思います。

スペック
SoC(CPU)はSnapdragon 210を搭載。メインメモリは2GB、ストレージは16GBと完全にローエンド端末となっています。
2015年に発売された海外版はメインメモリが1GBだったのですが、さすがにそれでは少ないと思ったのか国内版は2GBになっています。また対応バンドにLTEの19(ドコモのプラチナバンド)とW-CDMAの19が追加されています。
OS | Android™ 5.1(Lollipop) | |
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SoC(CPU) | Snapdragon™ 210(1.1GHz)クアッドコア | |
メインメモリ | 2GB | |
ストレージ | 16GB | |
外部メモリ | microSD(最大64GB) | |
対応SIM | nano SIM × 2 (SIM1が4Gの場合、SIM2は2Gのみ) |
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対応バンド | 4G LTE 1/3/7/8/19/20 3G W-CDMA 1/5/8/19 2G GSM 850/900/1800/1900MHz |
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バッテリー容量 | 3,000mAh | |
連続通話時間 | 18時間 | |
待受け可能時間 | 39日間 | |
ディスプレイ | 4.7インチ IPS液晶(540×960) | |
カメラ | アウト | 約800万画素 |
イン | 約200万画素 | |
Wi-Fi | IEEE802.11 b/g /n | |
Bluetooth | Ver 4.1 | |
センサー | 加速度センサー 電子コンパス 近接センサー 照度センサー |
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重量 | 185g | |
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 74.08 × 144.9 × 12.45mm |
外観
外箱
外箱は非常にシンプルになっています。
キャタピラー社のイメージカラーである黄色で統一されており、上面にはCATブランドのロゴが、側面には「BUILT FOR IT.」と書かれています。
パッケージの内容
パッケージの中身はこんな感じです。
- 本体
- 充電器
- microUSBケーブル
- イヤホン(マイク付き)
- 簡易マニュアル
本体
まるで工具のような機能性を重視したデザインです。アウトドアやスポーツというよりは、ガテン系が似合いそうな感じがします。
サイズ的には適度な大きさと厚みがあり、持ちやすくなっています。重量は185gありますが、それほど気にはなりません。
本体表側
4.7インチのディスプレイが搭載されています。解像度は低め(540×960)ですが、画面サイズが小さいので粗いと感じることはないでしょう。
前面の操作ボタンは物理ボタンになっています。タフネススマホは濡れた状態や手袋をした状態で使用することもあるので、物理ボタンは必要だと思います。
本体裏側
樹脂(硬質のゴムのような素材)で出来ており、すべり止めのモールドが彫られています。
手に持ってみると、いい感じでモールドに指が引っかかってすべりにくくなっていることが実感できます。
シルバーでキャタピラー社のCATのロゴが入っています。
800万画素のカメラが搭載されています。全く出っ張りがないので、もし落とした際にもカメラが壊れる可能性は低そうです。
本体左側
側面はアルミ素材のバンパーが付いており、プログラマブルキー(黄色のボタン)とmicroUSBコネクタがあります。
アルミ素材の表面はざらついたような加工がしてあり、触り心地はなかなかいい感じです。
microUSBコネクタは、ふたを開けたところにあります。
ふたには防水のためのパッキンが付いていますが、充電の度に開け閉めすることになるので防水能力の低下が気になりますね。
本体右側
こちら側もアルミ素材のバンパーが付いています。
ボリュームボタンと電源ボタンがあります。ボタンは樹脂製ですが、プラスチック感まる出しで非常に安っぽい感じがします。
まあ高級感を求めるような端末ではないですが、個人的には気になってしまいました。
ふたを開けると、microSDとnanoSIMのスロットがあります。
nanoSIMスロットはトレイにのせて差し込むタイプです。
2枚のSIMを挿すことができますが、スロット1に4Gまたは3GのSIMを挿した場合、スロット2は2Gになります。(日本国内で2G回線は使用できないので、事実上使うことができるSIMスロットは1つだけですね。)
本体上側
イヤホン端子があります。ちなみに、銀色の丸いのはネジです。
イヤホン端子は、ゴム製のふたをめくったところにあります。
本体下側
本体上側と同様に銀色のネジがあります。シンプルなデザインのアクセントになってますね。
操作
ホーム画面
ホーム画面は非常にシンプルです。
デフォルトのアイコンは、「Googleアプリ」「Playストア」「電話」「APP TOOLBOX」「メッセージ」「カメラ」となっています。
ドロワーボタンを押すと全てのアプリが表示されますが、ほとんどはAndroidのデフォルトアプリとなっています。
スパナの絵が描いてある「Catphones」というアイコンがありますが、これはブラウザで「catphones.com(CATブランドの携帯電話サイト)」を開くだけのショートカットです。
プリインストールアプリ
以下のようアプリがプリインストールされていますが、基本的にはPlayストアからインストールすることができるアプリばかりです。
アプリ名 | 詳細 | Playストア |
---|---|---|
AVG AntiVirus PRO | アンチウィルス | 〇 |
APP TOOLBOX | Appストア | |
Clean Master | メモリやストレージの最適化を行う | 〇 |
CM 懐中電灯 | 懐中電灯やコンパス(方位磁針) | 〇 |
File Manager | ファイル管理アプリ | 〇 |
SwiftKey Keyboard | キーボードアプリ | 〇 |
Zello | トランシーバーアプリ | 〇 |
唯一、Playストアからインストールできないアプリを紹介しておきます。
APP TOOLBOX
「APP TOOLBOX」はPlayストアのようなアプリストアになります。といっても独自のアプリストアではなく、Playストアのアプリを分類しているだけです。
「Sports & Outdoor」「Construction(建築)」「Farming(農業)」といった感じでカテゴライズされており、これに当てはまるアプリであれば探しやすいかもしれません。
あえて使う理由がなければ、Playストアを使ったほうがいいと思います。
設定
設定は素のAndroidといった感じでほとんどカスタマイズされていません。
プログラマブルキーの設定を行う項目が追加されているぐらいです。
プログラマブルキー
ここでは、本体の左側側面にあるプログラマブルキー(黄色のボタン)を長押しした際の動作を設定することができます。
動作として設定できるのは「何もしない」「デバイスをスリープ解除する」「通知」「最近のアプリを表示する」「Google」「懐中電灯」、またはアプリの起動となっています。
メモリとストレージ
メモリは2GBのうちの1.3GBが空いているので、普通にアプリを起動する分には問題ないですね。とは言ってもそれほど多いわけではないので、ゲームなどを複数起動するのは厳しいかなと思います。
ストレージは16GBのうち10.2GBが空いているので、すぐに足りなくなることはないでしょう。音楽や動画を入れたりする方はmicroSDを挿しておいたほうがいいかもしれません。
ベンチマーク
ベンチマーク(AnTuTu v6.2.7、Geekbench 4.2.0)を実行してみましたが、予想していた通りかなり低い値がでました。
ベンチマークの結果を見る限りは、以前にレビューを行った「Wiko tommy」と同じくらいの性能だと思います。

最近のゲームなど処理の重いアプリを動かすのは、ちょっとつらそうですね。
気になったこと
OSが「Android 5.1(Lollipop)」というのがちょっと気になりました。
海外版は2015年に発売されているということで「Android 5.1」なのは分かるんですが、国内版は2017年発売なので最低でも「Android 6.0」にして欲しかったなと思います。
まとめ
しばらく「CAT S40」を使ってみての感想ですが、スペックの割には普通に使える端末だなという印象です。
ただし絶対的な性能は低いので、最近のハイスペックな端末に慣れている人が使うと動作のもっさり感が気になると思います。またゲームはまともに動かない(処理が遅すぎる)ものもあるので、ゲームをよくプレイする方にはおすすめできません。
基本的な使い方(通話、メール、Web閲覧、LINE etc)ができて、とにかく壊れにくいスマホが必要という人向けですね。
ただ価格の高さ(約5万円)はいかんともしがたいですね。業務で使用するならまだしも、趣味程度だとちょっと手を出しにくい価格だと思います。最近はSIMフリーの端末が安くで販売されているので、タフネススマホというだけでこの価格はちょっとキツイものがあります。
ただ最近では安く販売されているのを見かけるようになってきたので、そういうのを探して買うのがいいかもしれません。
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