こんにちは、Aibarです。
いきなりですが、最近UQ mobileが元気ですね。印象に残るCMが多く、また通信速度などサービス面でも話題になることが多いので、認知度もかなり上がってきている気がします。
以前に、Try UQ mobileという15日間無料体験サービスを利用したことがきっかけで、UQ mobileを契約しましたが、通信速度が速く非常に満足しています。


契約からしばらくは「HUAWEI P9 lite PREMIUM」を使っていたのですが、他の端末も使ってみたいと思い「ZTE BLADE V770」という端末を購入したので、レビューしていこうと思います。
「ZTE BLADE V770」とは
ZTE製の、SIMフリースマホです。
外観だけでなく機能的にもシンプルな端末となっています。特長としては「ドルビーオーディオ」に対応しており、高品質なサウンドを楽しむことができます。
用途に合わせてサウンドの設定をカスタマイズできるようになっており、スマホで音楽を聴く人などにおすすめできる端末です。
一方、最近の端末で一般的になりつつある指紋センサーは搭載されていません。また、防水・防塵、おサイフケータイ、ワンセグといった機能にも非対応です。
なお、UQ mobile専売の端末のため、端末のみの購入はできません。SIM契約時にのみ購入可能となっています。
スペック
5.2インチのフルHDディスプレイ、Soc(CPU)はSnapdragon 617を搭載。メインメモリは2GB、ストレージは16GBとミドルレンジの端末にしてはちょっと少なめです。
UQ mobile向けということで、au VoLTEに対応しています。
なお、ジャイロセンサーはサポートされていないので、ポケモンGOでARは使用できません。
OS | Android™ 6.0(Marshmallow) | |
---|---|---|
Soc(CPU) | Snapdragon™ 617 オクタコア(1.5GHz×4、1.2GHz×4) |
|
メインメモリ | 2GB | |
ストレージ | 16GB | |
外部メモリ | microSDXC(最大128GB) | |
対応SIM | nano SIM × 1 | |
対応バンド | 4G LTE 1/3/5/8/19/26/41 3G W-CDMA 1/5/6/8/19 2G GSM 850/900/1800/1900MHz |
|
バッテリー容量 | 2,540mAh | |
連続通話時間 | 720分 | |
待受け可能時間 | 430時間 | |
ディスプレイ | 5.2インチ フルHD(1080×1920) | |
カメラ | アウト | 約1300万画素 |
イン | 約500万画素 | |
Wi-Fi | IEEE802.11 b/g /n | |
Bluetooth | Ver 4.1 | |
センサー | 加速度センサー 地磁気センサー 近接センサー 明るさセンサー |
|
その他 | au VoLTE対応 | |
重量 | 145g | |
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 72.5 × 147 × 7.6mm |
外観
パッケージの内容
パッケージの中身はこんな感じです。
- 本体
- 充電器
- microUSBケーブル
- SIMカード取り出しピン
- クイックスタートガイド
本体
全体的に丸みを帯びた、シンプルなデザインです。金属製のボディも相まってなかなか高級感があります。
持ってみるとサイズの割に軽く感じます。丸みがついているためか、手への収まりもいい感じです。ただ、ちょっと滑りやすいのでケースを付けたほうがいいかなという気がしました。
本体表側
2.5Dガラスが使われており、ふちの部分に少しですがRがついています。
戻るボタン、ホームボタン、履歴ボタンは画面の外側に配置されています。普段はバックライトが消えていますが、ボタンに触れるとしばらく点灯状態になります。
本体裏側
真ん中の部分は金属製ですが、上下の色が異なっている部分は樹脂製です。表面は少しざらついた仕上げで、指紋やよごれなどが目立ちにくくなっています。
カメラのレンズ部分が少し出っ張っているので、カメラを下にして置くとキズがつかないか気になります。
本体左側
SIMトレイがあります。
nano SIMとmicroSDがセットできるようになっています。
本体右側
本体上側
本体下側
上側と同様に黒色になっており、MicroUSBのコネクタがあります。
操作
ホーム画面
ほぼデフォルトのAndroidです。非常にシンプルな画面構成になっています。
ドロワーボタンを押すと全てのアプリが表示されます。あまりカスタマイズはされていないようで、メーカーの独自アプリはあまり入っていません。
メーラーは「Gmail」だけでなく「CosmoSia」というアプリがプリインストールされています。どうやら「CosmoSia」はUQ mobileの推奨メーラーになっているようです。
メモリとストレージ
メインメモリは2GBですが、初期状態での空きは1GBほどです。普通に使う分には全く問題ないですが、ゲームなどメモリを多く使うアプリを複数起動すると厳しそうですね。
内部ストレージは16GBのうち10.5GBほどしか空いていませんが、microSDの内部ストレージ化が可能なので、アプリをたくさんインストールすることもできます。
カメラ機能
基本はAndroidのカメラアプリですが、手動・自動の切り替えやモード選択などがあります。
モード選択では、以下の機能を選択することができます。
- パノラマ:パノラマ撮影を行う
- スマイル:笑顔を検出してシャッターを切る
- フィルタ:「セピア」「モザイク」「魚眼レンズ」といったフィルタをかける
- マルチ露出:複数回撮影して「コラージュ」「二重露光」といった合成を行う
- インターバル撮影:設定した間隔で撮影を行う
- シーン:「人物」「スポーツ」「夜景」といった撮影対象に応じた撮影を行う
ドルビーオーディオ
「Dolby Audio」アプリを起動することで、サウンドの設定を変更することができます。
「映画」「音楽」「ゲーム」「ボイス」といった4種類のプリセットイコライザーが用意されており、詳細設定画面でイコライザーやエフェクトを調整できます。
ベンチマーク
ベンチマーク(AnTuTu v6.2.7、Geekbench 4.1.0)を実行してみましたが、性能的にはミドルレンジの下のほうといったところでしょうか。
WebブラウザーやTwitterなどを使う分には、ひっかかりなどが気になることもなく特に問題なく使えました。
ゲームでもパズドラやモンスト、ツムツムなどの軽めのものであれば、ほぼストレスを感じないと思います。
ドコモ系のSIMは使えるのか?
UQ mobile向けの端末ということで、au系のSIMのみに対応しているのかなと思っていたのですが、対応バンドを見るとドコモ系のSIMでも使えそうな感じです。
実際にドコモ系のSIM(楽天モバイル)を挿して、APNの設定をしてみたところ、問題なく使うことができました。
データ通信は4Gで接続されており、通話時は3Gに切り替わり通話も正常に行えました。
まとめ
「ZTE BLADE V770」はミドルレンジのスペックで、デザインや使い勝手にクセがなく、目立った欠点もないのでライトユーザーにおすすめできる端末です。シンプルなデザインが気に入れば購入しても損はしないでしょう。
ただし、UQ mobileの他の端末と比較するとちょっと微妙な気がします。
UQ mobileの「HUAWEI P10 lite」は、メモリが3GBでストレージが32GB、指紋センサーもついています。
「ZTE BLADE V770」が28,620円で、「HUAWEI P10 lite」が33,804円という価格を考慮しても、「HUAWEI P10 lite」のほうがおすすめかなと思います。
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